2022.4.28
Co-Studio×神戸新聞社対談【前編】イノベーション創出拠点「アンカー神戸」―自治体と協業でゼロイチを生み出すプロセス
「信頼」と「共感」を軸にしたコミュニティを形成し、社会課題を解決するイノベーションを生み出すCo-Studio。Social Goodな未来の実現に向けてクライアントと一緒に考え、汗をかく共創のスタイルで、これまで設立したスタートアップ企業は9社(2022年3月現在)に上ります。
そのCo-Studioのイノベーション創出の考え方とプロセスを事例で紹介する対談シリーズ。第2弾は、2021年4月にオープンした神戸市の新たな知的交流拠点「ANCHOR KOBE(アンカー神戸)」でのワークショップの事例をご紹介します。
神戸新聞社と有限責任監査法人トーマツ他が運営するアンカー神戸のオープンに先立って開催された市民ワークショップのファシリテーションを担当することになったCo-Studio。ブレインストーミングなどでなんとなく「やったつもり」で終わってしまいがちなワークショップですが、このワークショップでは、最終的に半年間で2件のプロジェクトが事業化し、法人設立につながりました。
思いややりたいことが異なる市民を集め、そこからどうやってチームビルディングし、起業まで導いたのか? そのストーリーを、アンカー神戸を運営する株式会社神戸新聞社との対談形式でお届けします。今回はその前編です。
思いややりたいことが異なる市民を集め、そこからどうやってチームビルディングし、起業まで導いたのか? そのストーリーを、アンカー神戸を運営する株式会社神戸新聞社との対談形式でお届けします。今回はその前編です。
<対談者>
株式会社神戸新聞社 神戸新聞地域総研地域連携部次長/アンカー神戸 ゼネラルマネジャー 篠原 佳也
Co-Studio株式会社 COO(最高執行責任者) 今林 知柔
株式会社神戸新聞社 神戸新聞地域総研地域連携部次長/アンカー神戸 ゼネラルマネジャー 篠原 佳也
Co-Studio株式会社 COO(最高執行責任者) 今林 知柔
神戸市に誕生したイノベーション創出拠点
――はじめに、「アンカー神戸」という施設の概要からお聞かせください。
篠原 アンカー神戸は、阪急神戸三宮駅に直結した「神戸三宮阪急ビル」内に、2021年4月26日にオープンしたビジネス交流拠点です。神戸市が、ビルを所有する阪急阪神ホールディングス(株)からテナントを借り受け、施設を整備しました。その神戸市と、私たち神戸新聞社と有限責任監査法人トーマツの共同事業体(JV)が運営協定を締結し、このスペースを運営しています。
今林 このアンカー神戸はただのコミュニティスペースではなく、さまざまな企業や大学、研究者、市民が持っているアイデアや思いを、新規事業の創出につなげる起業家支援・イノベーション創出支援の機能を備えているのが大きな特徴ですね。
篠原 おっしゃるとおりです。現在、コミュニティスペース運営とともにさまざまな起業家支援プログラムやイベントを実施しています。また、市内の企業や学生などによるアクセラレーションプログラムが4件進行しています。それぞれにコンサルタントや企業の経営者などをメンターにつけ、新規事業の創出に向けてプログラムを進めているところですが、そのうちの1社のメンターを今林さんにお願いしているところです。
――メンターとして企業をサポートする際に意識していることはあるのですか?
今林 「この会社の課題を解決しよう」というスタンスよりは、まずは自分自身がおもしろがるように心がけています。
私が担当させていただいているのが、神戸市内に本社をかまえる食品系商社で、コーヒー豆の輸入・加工を主要事業としています。コーヒーの世界って、たとえば「コロンビア・ブラジル・エチオピア・ベトナムの4種類のコーヒー豆をどう見分けるか」「温度が90度と87度で味がどう変わるか」など、とても奥深いんですよ。サポートしているつもりが、逆に私のほうが勉強させてもらっています(笑)。
そのように一緒におもしろがりながら、自分のネットワークをたよりに有識者や専門家を呼んでいます。そうすると、その企業のアイデアに別のアイデアが掛け合わされ、新規事業のシーズが思いもよらぬ形で育っていくんです。
篠原 アンカー神戸を訪れる企業の皆さんは、自社の机で考えても会議をしてもアイデアが生まれず、煮詰まって悩んでいる方がほとんど。でも、そういう煮詰まっている問題であればあるほど「今林さんに頼めばなんとかしてくれる」という“方程式”が自分の中にあって、いつも頼ってしまいます(笑)。
篠原 アンカー神戸は、阪急神戸三宮駅に直結した「神戸三宮阪急ビル」内に、2021年4月26日にオープンしたビジネス交流拠点です。神戸市が、ビルを所有する阪急阪神ホールディングス(株)からテナントを借り受け、施設を整備しました。その神戸市と、私たち神戸新聞社と有限責任監査法人トーマツの共同事業体(JV)が運営協定を締結し、このスペースを運営しています。
今林 このアンカー神戸はただのコミュニティスペースではなく、さまざまな企業や大学、研究者、市民が持っているアイデアや思いを、新規事業の創出につなげる起業家支援・イノベーション創出支援の機能を備えているのが大きな特徴ですね。
篠原 おっしゃるとおりです。現在、コミュニティスペース運営とともにさまざまな起業家支援プログラムやイベントを実施しています。また、市内の企業や学生などによるアクセラレーションプログラムが4件進行しています。それぞれにコンサルタントや企業の経営者などをメンターにつけ、新規事業の創出に向けてプログラムを進めているところですが、そのうちの1社のメンターを今林さんにお願いしているところです。
――メンターとして企業をサポートする際に意識していることはあるのですか?
今林 「この会社の課題を解決しよう」というスタンスよりは、まずは自分自身がおもしろがるように心がけています。
私が担当させていただいているのが、神戸市内に本社をかまえる食品系商社で、コーヒー豆の輸入・加工を主要事業としています。コーヒーの世界って、たとえば「コロンビア・ブラジル・エチオピア・ベトナムの4種類のコーヒー豆をどう見分けるか」「温度が90度と87度で味がどう変わるか」など、とても奥深いんですよ。サポートしているつもりが、逆に私のほうが勉強させてもらっています(笑)。
そのように一緒におもしろがりながら、自分のネットワークをたよりに有識者や専門家を呼んでいます。そうすると、その企業のアイデアに別のアイデアが掛け合わされ、新規事業のシーズが思いもよらぬ形で育っていくんです。
篠原 アンカー神戸を訪れる企業の皆さんは、自社の机で考えても会議をしてもアイデアが生まれず、煮詰まって悩んでいる方がほとんど。でも、そういう煮詰まっている問題であればあるほど「今林さんに頼めばなんとかしてくれる」という“方程式”が自分の中にあって、いつも頼ってしまいます(笑)。
神戸という「街」がつないだ出会い
――そのアンカー神戸をCo-Studioがサポートすることになったきっかけを教えてください。
篠原 オープンからさかのぼること1年前の2020年2月に、私たちがこの新しい知的交流拠点の運営を担うことが決まりました。当時はまだ「アンカー神戸」の名称もありません。そこから約1年をかけて、神戸市と一緒にオープンに向けた準備を進めてきました。
その準備の一環で、スタートアップ企業や団体のヒアリングを行いました。後に拠点の利用者になるであろう方々のニーズを把握するのが目的だったのですが、その中の1社が、Co-Studioの澤田(真賢:代表取締役CEO)さんと今林さんだったんです。
今林 澤田と私がともに兵庫県の出身ということもあり、もともと神戸市との接点がありました。その神戸市の職員の方から、篠原さんを紹介してもらったという流れになります。
――最初に会ったときの印象はどうだったのでしょうか?
篠原 「シリコンバレーのベンチャーキャピタルとつながりがある」などと話を聞いて、……随分ときらびやかな世界にいる方々なんだな、というのが第一印象ですね。「エコシステム」「エフェクチュエーション」といったカタカナ語も、ついていくのが精いっぱいのメンバーもいて(笑)。
今林 私のほうは、最初にお会いしてヒアリングを受けた時点ではこの知的交流拠点プロジェクトの全体像がまだ把握できていませんでした。「これからどうやって進めていくんだろう……」と思いながら、まずはこちらの理念や考え方をお伝えしました。
それと、これは個人的な話になるのですが、私自身が神戸市の出身で、神戸市内の高校を卒業し、神戸新聞社のあるハーバーランドも大学時代にアルバイトしていた場所です。それこそ当時は毎日のように自転車で走り回っていた場所だったので、「この思い出のある神戸に、仕事で恩返しできるかもしれない」という思いは抱いていました。
篠原 オープンからさかのぼること1年前の2020年2月に、私たちがこの新しい知的交流拠点の運営を担うことが決まりました。当時はまだ「アンカー神戸」の名称もありません。そこから約1年をかけて、神戸市と一緒にオープンに向けた準備を進めてきました。
その準備の一環で、スタートアップ企業や団体のヒアリングを行いました。後に拠点の利用者になるであろう方々のニーズを把握するのが目的だったのですが、その中の1社が、Co-Studioの澤田(真賢:代表取締役CEO)さんと今林さんだったんです。
今林 澤田と私がともに兵庫県の出身ということもあり、もともと神戸市との接点がありました。その神戸市の職員の方から、篠原さんを紹介してもらったという流れになります。
――最初に会ったときの印象はどうだったのでしょうか?
篠原 「シリコンバレーのベンチャーキャピタルとつながりがある」などと話を聞いて、……随分ときらびやかな世界にいる方々なんだな、というのが第一印象ですね。「エコシステム」「エフェクチュエーション」といったカタカナ語も、ついていくのが精いっぱいのメンバーもいて(笑)。
今林 私のほうは、最初にお会いしてヒアリングを受けた時点ではこの知的交流拠点プロジェクトの全体像がまだ把握できていませんでした。「これからどうやって進めていくんだろう……」と思いながら、まずはこちらの理念や考え方をお伝えしました。
それと、これは個人的な話になるのですが、私自身が神戸市の出身で、神戸市内の高校を卒業し、神戸新聞社のあるハーバーランドも大学時代にアルバイトしていた場所です。それこそ当時は毎日のように自転車で走り回っていた場所だったので、「この思い出のある神戸に、仕事で恩返しできるかもしれない」という思いは抱いていました。
篠原 私たちも、同じ兵庫出身の方々と聞いて、特別なご縁を感じました。遠い世界にいるようでも親しみを感じたので、「今後、うまく関われたらいいな」という期待がありましたね。
今林 実際、そのヒアリングを境に個別にメールや電話でご相談をいただくようになり、コミュニケーションの機会が増えましたね。
篠原 その後、来春のオープンに向けた「プレプロジェクト」として、市民を集めた新規事業創出のワークショップを実施することになりました。同時にそのファシリテーターを務めるコミュニティマネージャーを募集することになったのですが、その頃には私の中で今林さんに対する信頼がかなり深まっており、Co-Studioに正式にお声がけさせていただきました。
今林 実際、そのヒアリングを境に個別にメールや電話でご相談をいただくようになり、コミュニケーションの機会が増えましたね。
篠原 その後、来春のオープンに向けた「プレプロジェクト」として、市民を集めた新規事業創出のワークショップを実施することになりました。同時にそのファシリテーターを務めるコミュニティマネージャーを募集することになったのですが、その頃には私の中で今林さんに対する信頼がかなり深まっており、Co-Studioに正式にお声がけさせていただきました。
市民ワークショップでいきなり“炎上”?
――そういうご縁があり、「アンカー神戸」が開業する半年前の2020年9月に、市民を集めたワークショップがスタートし、今林さんがファシリテーターを務めることになったのですね。
篠原 メンバーを募集したところ、おかげさまで多くの市民の方に関心を持っていただき、年齢も経歴も多彩な方が9組、20名ほど集まりました。
今林 スタートの段階では、神戸市から「ITによる自助共助」という大きなテーマが指定されていた以外は、本当に何も決まっていない状況でした。
そのような状況で「ゼロからイチ」を生みだすには、それぞれの参加者が持っている強みやアイデアを、別の誰かの強みやアイデアと組み合わせることで、化学反応を起こし、新しいアイデアを生み出していくプロセスが必要になります。そうしながら、社会課題を解決するイノベーションを生みだし、形にしていくことが、ファシリテーターである私のミッションでした。
――市民の方が初めて顔を合わせるところからワークショップが始まったということですね。その当時、運営サイドの篠原さんはどういう思いで見守っていたのでしょうか?
篠原 7割方は「なんとかなるだろう」と楽観的に構えていました。アイデア出しの前半は思考が発散し、「散らかりがち」になるものだからです。でも、残り3割は「アンカーの初事業だけに、大丈夫かな……」という不安が正直ありました(笑)。
私たち新聞社には、ミスが絶対に許されないカルチャーがあります。報道機関である以上それは当然のことなのですが、それゆえに先がみえないものや不確実なものに対して不安に感じる雰囲気が社内にあったのは事実です。ワークショップが始まって1、2か月くらいは「本当に大丈夫か?」「この進め方で形になるのか?」と、社内からも不安視する声が上がっていました。
今林 不安はこちらも同じことで、毎回「これからどうなるんだろうな……」と思いながらファシリテートしていましたね。
篠原 そんな中、ある日のワークショップの後にちょっとした“事件”が起こりました。「これから、事務局としてどうしていきたいんですか?」「立ち位置をはっきりしてください!」と、今林さんが参加メンバーの皆さんに詰め寄られてしまったんです。
今林 どうしようと思いましたが、参加者の方は「みんな神戸のことを思って集まっているんやから、方向性さえ示してくれればやりますよ」「旗さえちゃんと見失わなければ自分たちの持ち味を発揮するよ」と、思いを打ち明けてくれたんです。その言葉に救われましたね。張りつめていた場の空気がすーっと「雪どけ」していくのを感じました。
参加者の皆さんが歩み寄ろうとしてくれたことで、お互いの距離が縮まって、言いたいことを言える空気が醸成されていった。これが、ワークショップの序盤での大きなターニングポイントでしたね。
篠原 メンバーを募集したところ、おかげさまで多くの市民の方に関心を持っていただき、年齢も経歴も多彩な方が9組、20名ほど集まりました。
今林 スタートの段階では、神戸市から「ITによる自助共助」という大きなテーマが指定されていた以外は、本当に何も決まっていない状況でした。
そのような状況で「ゼロからイチ」を生みだすには、それぞれの参加者が持っている強みやアイデアを、別の誰かの強みやアイデアと組み合わせることで、化学反応を起こし、新しいアイデアを生み出していくプロセスが必要になります。そうしながら、社会課題を解決するイノベーションを生みだし、形にしていくことが、ファシリテーターである私のミッションでした。
――市民の方が初めて顔を合わせるところからワークショップが始まったということですね。その当時、運営サイドの篠原さんはどういう思いで見守っていたのでしょうか?
篠原 7割方は「なんとかなるだろう」と楽観的に構えていました。アイデア出しの前半は思考が発散し、「散らかりがち」になるものだからです。でも、残り3割は「アンカーの初事業だけに、大丈夫かな……」という不安が正直ありました(笑)。
私たち新聞社には、ミスが絶対に許されないカルチャーがあります。報道機関である以上それは当然のことなのですが、それゆえに先がみえないものや不確実なものに対して不安に感じる雰囲気が社内にあったのは事実です。ワークショップが始まって1、2か月くらいは「本当に大丈夫か?」「この進め方で形になるのか?」と、社内からも不安視する声が上がっていました。
今林 不安はこちらも同じことで、毎回「これからどうなるんだろうな……」と思いながらファシリテートしていましたね。
篠原 そんな中、ある日のワークショップの後にちょっとした“事件”が起こりました。「これから、事務局としてどうしていきたいんですか?」「立ち位置をはっきりしてください!」と、今林さんが参加メンバーの皆さんに詰め寄られてしまったんです。
今林 どうしようと思いましたが、参加者の方は「みんな神戸のことを思って集まっているんやから、方向性さえ示してくれればやりますよ」「旗さえちゃんと見失わなければ自分たちの持ち味を発揮するよ」と、思いを打ち明けてくれたんです。その言葉に救われましたね。張りつめていた場の空気がすーっと「雪どけ」していくのを感じました。
参加者の皆さんが歩み寄ろうとしてくれたことで、お互いの距離が縮まって、言いたいことを言える空気が醸成されていった。これが、ワークショップの序盤での大きなターニングポイントでしたね。
行政と市民がフラットにアイデアを出し合う空間づくり
――奇しくも前年の冬から新型コロナウイルスの感染が拡大していました。その中でワークショップを進めるのも難しかったのではないでしょうか。
篠原 1回目の緊急事態宣言が明けた直後で、リアル開催で予定していたワークショップを急遽、すべてオンラインに切り替えなければならなくなりました。
今林 よもやの事態でしたが、せっかくなので私としては「このワークショップを、オンラインでのワークショップの手法を開発する機会にしよう」と気持ちをポジティブに切り替えました。
その一つが、マインドマップを使ったブレインストーミングの手法です。本来は模造紙に付せんを貼りながらアイデアを可視化し、ブレインストーミングを進めていくのですが、その作業をマインドマップのアプリケーションに切り替え、オンラインで画面を共有しながら意見を可視化する手法をとりました。
篠原 1回目の緊急事態宣言が明けた直後で、リアル開催で予定していたワークショップを急遽、すべてオンラインに切り替えなければならなくなりました。
今林 よもやの事態でしたが、せっかくなので私としては「このワークショップを、オンラインでのワークショップの手法を開発する機会にしよう」と気持ちをポジティブに切り替えました。
その一つが、マインドマップを使ったブレインストーミングの手法です。本来は模造紙に付せんを貼りながらアイデアを可視化し、ブレインストーミングを進めていくのですが、その作業をマインドマップのアプリケーションに切り替え、オンラインで画面を共有しながら意見を可視化する手法をとりました。
篠原 このブレインストーミングでおもしろかったのは、途中から神戸市の危機管理室のトップの方も“参戦”したことですね。「神戸市では現状〇万人分の備蓄はあり、災害発生から72時間は、〇万人は救える状態にしています」「ただし、72時間を超えてしまうと公助では限界があります」などと、自らマインドマップに書き込みをしてくれたのです。
今林 危機管理のプロである行政と市民が、同じ土俵でフラットに議論している。オンラインでも、そういういいアイデアが生まれやすい空間をつくることができました。「そのアイデアいいね!」とお互いに言い合える雰囲気も生まれて、だんだんと皆さんの思いが一つになっていくのを感じました。
今林 危機管理のプロである行政と市民が、同じ土俵でフラットに議論している。オンラインでも、そういういいアイデアが生まれやすい空間をつくることができました。「そのアイデアいいね!」とお互いに言い合える雰囲気も生まれて、だんだんと皆さんの思いが一つになっていくのを感じました。
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