2022.8.10
人の個性を守る企業であるdo.Sukasuとは?〜高齢者の運転を救う〜
「優劣ではなく個性に寄り添う社会の実現」とビジョンを掲げるのは、オムロン株式会社に勤めていた経歴を持つ笠井一希さんが代表を務める株式会社do.Sukasuです。
超高齢化社会と言われている日本の社会課題に目をつけ、課題解決のために事業を展開しています。
大学生時代から「起業する」という強い信念のもと、複数回の転職をへて目標を実現した経歴にも注目して読み進めてみてください。
do.Sukasu
高齢者や発達障害を持っている方向けに事業を展開しているdoSukasuが、具体的にどういった事業を展開してどういった取り組みをしているのかを語っていただきました。
超高齢化社会において、誰でも安全に運転できるような取り組みをしています。
高齢化が進む世界で重要な役割を担うような事業を展開する、do.Sukasuがどんな事業なのかをご覧ください。
超高齢化社会において、誰でも安全に運転できるような取り組みをしています。
高齢化が進む世界で重要な役割を担うような事業を展開する、do.Sukasuがどんな事業なのかをご覧ください。
doSukasuでは、どのような事業をされていますか?
私たちの提供するビジネスは視空間認知能力を活用し、運転寿命を延ばすための事業です。運転技術と空間認知能力には高い相関があるため、認知能力を伸ばしてあげることで運転寿命を延ばし、高齢者の方々が長く健康で暮らせるための事業提供を行っています。
現在は教習所と提携しながら簡単に運転技能が図れる「VR de.Sukasu」を活用しており、免許更新にいらした高齢者の方の能力測定やトレーニングを実施しています。
今後はコネクテッドカーなどにも範囲を広げていき、車載センサーから運転能力が可視化できるようにしていくことや、療育や就労、教育分野でのパイプラインを広げ、個人の持つ個性を活かした育成をできるようにしていきたいです。
そういった目標の一つとして、まずは超高齢化社会でも安全な運転ができるような社会を目指し、我々の持つ技術でカバーできればと考えています。
現在は教習所と提携しながら簡単に運転技能が図れる「VR de.Sukasu」を活用しており、免許更新にいらした高齢者の方の能力測定やトレーニングを実施しています。
今後はコネクテッドカーなどにも範囲を広げていき、車載センサーから運転能力が可視化できるようにしていくことや、療育や就労、教育分野でのパイプラインを広げ、個人の持つ個性を活かした育成をできるようにしていきたいです。
そういった目標の一つとして、まずは超高齢化社会でも安全な運転ができるような社会を目指し、我々の持つ技術でカバーできればと考えています。
社会のどこに課題を感じてこの事業を始められたのですか?
世の中には「普通」という言葉がありますが、人によってそれぞれ個性があり、普通と言われているせいで活躍しづらくなっている人が多いと考えています。
それは見た目だけでなく性格といった内面でも「普通」を気にして、自分を上手く表現できていない人もいるはずです。
こういった個々の良さが発揮しづらくなっていて、多様な能力が生かされず、大きな社会損失となっているのではないかと思ったことが、事業を始めたきっかけです。
発達障害を持った方や高齢者といった方を始めとする社会の中で能力を活用しきれていない人達に対し、私たちの事業を通して上手く個人が社会の中で能力を活かせるように組み込んであげられたらと思い事業を展開しています。
それは見た目だけでなく性格といった内面でも「普通」を気にして、自分を上手く表現できていない人もいるはずです。
こういった個々の良さが発揮しづらくなっていて、多様な能力が生かされず、大きな社会損失となっているのではないかと思ったことが、事業を始めたきっかけです。
発達障害を持った方や高齢者といった方を始めとする社会の中で能力を活用しきれていない人達に対し、私たちの事業を通して上手く個人が社会の中で能力を活かせるように組み込んであげられたらと思い事業を展開しています。
これまで具体的にどのような活動をされてきましたか?
自動車教習所に対する視覚認知能力の評価とトレーニングを実施するサービスの提供が2022年の8月より始まり、そのためのPoCとしてデータを集めることやコンテンツの改良をこれまでは行ってきました。
またビジネス展開にはまだまだ至っていませんが、ドライブレコーダーを活用した視空間認知能力の可視化技術も保有していることから、大手保険会社とのサービスを担うところまでできるようになるのではないかと考えています。
そのためにPoCを回して意見交換を行っていき、そこから出たビジネスアイディアを今後のサービスに生かしていきたいですね。
弊社の強みは特許を出願してから会社を設立している点であり、アイデアを生み出し特許という強みを構築してから技術開発に臨んでいる点がほか企業との違いであるとも言えます。今はまだ準備段階な部分が多くありますが、今後の事業拡大に対してこの強みを生かしていきたいと考えています。
またビジネス展開にはまだまだ至っていませんが、ドライブレコーダーを活用した視空間認知能力の可視化技術も保有していることから、大手保険会社とのサービスを担うところまでできるようになるのではないかと考えています。
そのためにPoCを回して意見交換を行っていき、そこから出たビジネスアイディアを今後のサービスに生かしていきたいですね。
弊社の強みは特許を出願してから会社を設立している点であり、アイデアを生み出し特許という強みを構築してから技術開発に臨んでいる点がほか企業との違いであるとも言えます。今はまだ準備段階な部分が多くありますが、今後の事業拡大に対してこの強みを生かしていきたいと考えています。
笠井様はもともと何をされていた方ですか?
doSukasuのCEOである笠井さんは複数回の転職を経て、大学時代の目標でもあった経営者に上りつめました。
そんな笠井さんはCEOになるまでどんな苦労があったのか、起業してからどのような苦労があったのかをお聞きしました。
そんな笠井さんはCEOになるまでどんな苦労があったのか、起業してからどのような苦労があったのかをお聞きしました。
2008年からオムロン株式会社に勤めていました。その後知財センターに入社し、新規事業の知財創出や知財戦略に約10年携わりました。
一般的に1年の間で出願される特許の数は2〜3件が平均程度ですが、私はこの数年で70件以上の新規事業に関する発明をして特許出願を行っており、これは自身の強みではないかと考えています。
また2017年にはイノベーション推進本部で教育分野に携わり、子どもの視点から理解度を高められたこの期間は、現事業を療育分野に展開していく際に生かしていきたい経験です。
その後2020年のCo-Studio設立とともにオムロンを退社し、CSOとして特許の知見を活かした戦略に力を入れていました。2022年をもってこちらは退職しており、現在はdo.Sukasu1本にコミットしながら事業拡大に注力しています。
世の中には知財(エンジニア)と事業開発(営業)を両方できる人が少ないと考えているので、その両軸で事業に携わってきたことは私の誇れる部分だと考えています。
一般的に1年の間で出願される特許の数は2〜3件が平均程度ですが、私はこの数年で70件以上の新規事業に関する発明をして特許出願を行っており、これは自身の強みではないかと考えています。
また2017年にはイノベーション推進本部で教育分野に携わり、子どもの視点から理解度を高められたこの期間は、現事業を療育分野に展開していく際に生かしていきたい経験です。
その後2020年のCo-Studio設立とともにオムロンを退社し、CSOとして特許の知見を活かした戦略に力を入れていました。2022年をもってこちらは退職しており、現在はdo.Sukasu1本にコミットしながら事業拡大に注力しています。
世の中には知財(エンジニア)と事業開発(営業)を両方できる人が少ないと考えているので、その両軸で事業に携わってきたことは私の誇れる部分だと考えています。
事業を進めていく原動力とはなんですか?
どんな起業であってもCEOという役職は大変だと感じています。特に新規事業という分野において、do.Sukasuでは新しく世の中にないものを創ろうとしているので、社内外問わず共感を得ることが難しいです。
例えば視空間認知能力、というものは具体化するまでが大変で、自分達の中ではイメージできていても、口頭で話しても理解してもらえないことが多々ありました。こういった外部から理解されにくいものを粘り強く推進していく、ということは非常に困難なことだと感じます。
しかしながら、楽しい事業をやれているときほど難しい壁にぶつかるものです。
他人に対して上手く伝わらないからこそ、しっかりとビジョンを持って相手に伝える。そしてそれが刺さってかつ、自分達の強みを生かせる事業を展開する意識が必要だと感じています。
また企業と提携するときは共通の課題認識を持ち、ビジョンを擦り合わせていくことも重要です。相手にわたしたちと組むメリットを提示しながら、同じ目的に向かって進めていく。その時にはやはり自分達の持つビジョンが大切になってくるので、自社の強みを明確に理解しながら進めていくことは大事だと感じますね。
同時に、周りから理解をしてもらえなくても、諦めずにやり続けることはとても大切だと考えています。
理解が得られない中で提案を続けたり、事業を進めていくことはもちろん簡単ではありません。しかし新規事業とは世の中にない新しいことなので、理解されないのが当たり前でもあります。
事業を進めるにはもちろん成果が必要ですが、成果を出すには事業を進めるしかない、という鶏と卵のような関係に新規事業はあるので、まずは進める、進めるしかない、という気持ちを持つことはとても大切だと考えています。
例えば視空間認知能力、というものは具体化するまでが大変で、自分達の中ではイメージできていても、口頭で話しても理解してもらえないことが多々ありました。こういった外部から理解されにくいものを粘り強く推進していく、ということは非常に困難なことだと感じます。
しかしながら、楽しい事業をやれているときほど難しい壁にぶつかるものです。
他人に対して上手く伝わらないからこそ、しっかりとビジョンを持って相手に伝える。そしてそれが刺さってかつ、自分達の強みを生かせる事業を展開する意識が必要だと感じています。
また企業と提携するときは共通の課題認識を持ち、ビジョンを擦り合わせていくことも重要です。相手にわたしたちと組むメリットを提示しながら、同じ目的に向かって進めていく。その時にはやはり自分達の持つビジョンが大切になってくるので、自社の強みを明確に理解しながら進めていくことは大事だと感じますね。
同時に、周りから理解をしてもらえなくても、諦めずにやり続けることはとても大切だと考えています。
理解が得られない中で提案を続けたり、事業を進めていくことはもちろん簡単ではありません。しかし新規事業とは世の中にない新しいことなので、理解されないのが当たり前でもあります。
事業を進めるにはもちろん成果が必要ですが、成果を出すには事業を進めるしかない、という鶏と卵のような関係に新規事業はあるので、まずは進める、進めるしかない、という気持ちを持つことはとても大切だと考えています。
活動においてどのようなことが楽しいですか?
大学生のころから事業と知財を両立させたいと思っていて、いままさに実現していることに喜びを感じます。
オムロンに所属していたときは実現できなかったことなので、自ら決断して新たな道を進めたことが大きかったです。
自己実現ができているということは、やりたいことができている証拠だと思うので、これからも自己実現に向けて新たに行動していこうと思います。
オムロンに所属していたときは実現できなかったことなので、自ら決断して新たな道を進めたことが大きかったです。
自己実現ができているということは、やりたいことができている証拠だと思うので、これからも自己実現に向けて新たに行動していこうと思います。
最後に、do.Sukasuにかける想いをお聞かせください
個人としては、自己実現のためにまずはdo.Sukasuを軌道に乗せたいと思っています。
いずれは事業のグローバル展開を目指し、弊社のプロダクトが多くの人に触れてもらえたら嬉しく思います。
また会社として掲げている「人それぞれの個性に寄り添う」といった理念を世界中に届けていきたいです。
学生時代からの目標であった知財を生かした新規事業をさらに拡大させていき、それが社会のためになる。そんな未来を描いていくために、まずは目の前のことから注力していき、弊社の更なる飛躍に繋げていきたいです。
いずれは事業のグローバル展開を目指し、弊社のプロダクトが多くの人に触れてもらえたら嬉しく思います。
また会社として掲げている「人それぞれの個性に寄り添う」といった理念を世界中に届けていきたいです。
学生時代からの目標であった知財を生かした新規事業をさらに拡大させていき、それが社会のためになる。そんな未来を描いていくために、まずは目の前のことから注力していき、弊社の更なる飛躍に繋げていきたいです。
- Share