2022.11.15

【後編】IS創業者が忙しいベンチャー企業でも続けていられる理由とは

【後編】IS創業者が忙しいベンチャー企業でも続けていられる理由とは
前編ではISについての紹介、中編ではISを設立してからの苦労を伺ってきましたが、ポジティブな性格と言われていた進藤さんですが、企業を動かすうえで楽しいと思えることがあるから続けられると言います。

後編にあたるこの記事では進藤さんがISを続けていてどこに楽しさを感じているのか、どこにやりがいを感じているのかについてお聞きしました。

最後には進藤さんご自身が何を目指すのか、ISをどういった企業にしていきたいのかをお聞きしているのでどうぞご覧ください。

ISを続けていくことで人との繋がりを持てる

—— ISを続けていく中で進藤さんが楽しいと思うところはなんですか?

進藤 僕は人が好きなので喜んでもらったり、ありがとうと言われたりするととてもやりがいを感じます。寂しがりやなところもあるので誰かと一緒にいる方が楽しいし、誰かと一緒にいたいと思うタイプの人間です。学生団体を作ったことが寂しがりやを象徴していると思います。

学生団体と同じでビジネスは、関係者に助けてもらいながら企業を続けていくものと思いますが、反対の立場である関係者から「SBLっていいよね」といった褒め言葉をもらったときが嬉しいです。

新規事業のときにクライアントが「創業依頼の約100年で、若い人が役員にピッチをすることがなかった」と言われて何かを成し遂げた感覚になり、すごくやりがいや楽しさを感じました。

忙しさも仕事の楽しさにつながっています。ベンチャー企業はやることが多くて、つねに事業のことや未来のことを考え続けなければいけません。ニュースや書籍で得た情報を事業に生かすことをいつも考えています。

僕が書籍を読んでいてSBLに活用できると思ったので、23時ころに「これやってほしい」と電話したこともありました。

組織として動くのにマネジメントをしなければいけなかったり、進捗を追わないといけなかったり忙しさはありますが、人と関わることの口実にできるので、僕は楽しく仕事をすることができています

30人ほどいた学生団体でもひとりひとり面談することも全く苦じゃなく、1人1時間話すのも平気でした。それくらい人と向き合うことが好きです。

新しい価値観に触れると、自分の視野が広がって楽しく感じます。

まとめ 進藤さんが描く理想の姿

—— 進藤様が将来どんな方になっていたいか教えてください。

進藤 僕は大手企業であるサイバーエージェントに所属していて、副業としてISと言う貴重な体験をさせていただいています。会社をIPOをすることを1つの目標としています。個人的には副業しながらIPOを成功するということを成し遂げたいと思っています。

なぜかというと副業や働き方改革といった流れがありますが、個人が自分の好きなことで働く時代はまだ来ていないと感じるからです。

僕のように本業をしながら副業もしている人がもっと出てくることで、経済を回すための起爆剤となり、個人の力が2つの企業で価値を発揮すれば2倍になり、その人自身の可能性が広がると思っています。

自分の働く場所や活動する場所が多ければ多い方がいいと思っていて、働く場所が多いとリスクも増えますが「僕はこういうやり方でリスクを跳ね除けて、企業を成功させてきた」というサクセスストーリーを描きたいと思っています。

自分自身が副業成功者のロールモデルになりたいです

—— ISをどんな企業に育て上げて行きたいですか?

企業の話をするとIPOを目指しているので、事業を進めていかないといけませんが、コミュニティ(SBL)という軸をぶらさないようにしなくてはいけないと思っています。

令和に入っても学校や職場から帰って終わりではなく、第3の場所となる他のコミュニティの重要性ということは周知の事実です。

第3の居場所をオンラインコミュニティとして作っていきたいですが、いまで言うオンラインサロンではサロン間で個人の交流が促されることはありません。オンラインサロンだけどコミュニティの色が強いことを強みとして、人生のインフラにしていきたいと思っています。

みんながSBLをあたりまえに使っていて、年配の方から学生までがあたりまえに話して、あたりまえのように情報を共有するような、リカレント教育が促進されている状態を作って行きたいと思っています

それをしながら1人の活動をオンライン上でサービスを展開することによって、ログから分析できるようになるので、個人の価値を見える化するのがひとつの通過点かなと思います。

個人の価値を見える化することで、各個人に合う職と合わない職がわかっている状態にできます。「この人とは話が合いそうだ」「この人はこういった特性がある」ということが数値を見ればわかる世界にしたいです。

個人がなりたい理想像に対しても、何が足りていないのかがわかるため足りない部分にコミットできます。

個人の得意不得意が見えるあたりまえな世界になっていけばいいなと思っていて、適性がわかる社会を実現できる会社にしていけたらと思っています。

わかりやすい例として中国の芝麻信用(ジーマしんよう)があります。数値を見てローンが組めるかどうかがすぐにわかる仕組みです。芝麻信用の仕組みはファイナンスに特化した仕組みですが、それをファイナンスだけでなくいろんなところで応用できると思っています。

—— 社会をどのように変えて行きたいですか?

IoTを活用して物と物や人と人がつながっていくことは避けられないだろうと思っています。そういった世界になったときに地球の裏側にいる人がまるで、昔から仲が良かった人に感じることも起こりうることです。こういった時代になれば自分のプロフィールが数値化されていることによって、サポートとなると思っています。

今後は数値化する流れが進んでいくと思うので、そのインフレを支えられるような企業にしていきたいです。

全てを数値化するのは気持ちが悪くて、やる前に全てわかることはないと思っています。いまのリアルな世界と共存できて「運と実力のバランス」が担保された社会の経済システムを作っていきたいです

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